2011年11月25日金曜日

絵画教室 アトリエ・ラポルト 作品紹介 4

アトリエ・ラポルトで描かれた作品紹介の4回目です。

グレーのキャンソン紙(A2)にチャコール鉛筆と白チョーク(制作時間:週5時間で3回)



油彩グリザイユ(サイトサイズ法による)F4 (制作時間:週15時間で2回)
使用絵具:シルバーホワイト、アイボリーブラック、ローアンバー



油彩グリザイユ(サイトサイズ法による)F4 (制作時間:週5時間で2回)
使用絵具:シルバーホワイト、アイボリーブラック、ローアンバー






油彩グリザイユ(サイトサイズ法による)F6 (制作時間:週15時間で3回)
使用絵具:シルバーホワイト、アイボリーブラック、ローアンバー

2011年11月18日金曜日

公募展をめざして 1

Kさんは、公募展の入選をめざして、教室で大作の制作に励んでます。

今回は、50号の人物画の制作過程を追っていきます。



インプリマトゥーラを施したキャンバスに、デッサンを転写してテール・ド・カッセルで陰影をつけ、シルバーホワイトで、明部を描き起こす。















シルバーホワイトのみで、肌を中心に描き起こし、中間のトーンはオプティカルグレーで作る。



















服と背景は、シルバーホワイトとテール・ド・カッセルで、実際の明度より明るめに描く。















現実の空間再現を求めるためには、明暗法による構成が重要です。手間はかかりますが、この段階の作業をしっかりとしておくことが必要です。

2011年11月12日土曜日

絵画教室 アトリエ・ラポルト 作品紹介 3

今年の春から夏にかけて、教室で描かれた作品紹介の3回目です。

鉛筆デッサン 画用紙A2 (制作時間:週2.5時間で4回)


鉛筆デッサン 画用紙A2 (制作時間:週2.5時間で2回)



鉛筆デッサン 画用紙A2 (制作時間:週2.5時間で4回)

2011年11月4日金曜日

水性の地塗りの上にグリザイユを描く

T君は、自作した白亜と膠で地塗りしたボードに、グリザイユを描いてみました。




サイトサイズ法で、描き進めていきました。


















溶剤は、リンシードオイルに、テレピンだけのシンプルなものを使っています。













絵具は、シルバーホワイトとアイボリーブラックに、ローアンバーを加えて、寒暖の調整ができるようにしてあります。
















 リンシードオイルとテレピンだけの溶剤にも関わらず、水性の地塗りのおかげで、思うような塗り重ねが可能になったようです。

水彩の地塗りの上に置かれた絵具は、余分な油が吸収性されて固くなり(乾燥はしていませんが)、すぐに塗り重ねが可能になります。 また、表面に油が浮いたような状態になりにくく、塗り重ねた絵具が下層に馴染んで、滑らかなモデリングが可能となります。

ただ、生のリンシードオイルだけで描くと、時間が経つにつれツヤが引けてきます。ツヤ引けしにくいように、樹脂を加えるか、途中からスタンドオイルを加えていくとよいでしょう。 また、完全乾燥後(約1年)にニスをかけるかことが望まれます。