2011年4月30日土曜日

小伝馬町界隈


日本絵具開祖村田宗清(明治16年)

 小伝馬町と聞けば、時代劇のお好きな方は伝馬町の牢獄(吉田松陰終焉の地)を思いだすのではないでしょうか? でも洋画の歴史とも関係がある場所であることは知られていないと思います。


高橋由一画

 青木茂著「油絵初学」によると、日本最初の油絵の教室とも言える画学場「天絵楼」(のちに天絵学舎と改称)を高橋由一が浜町に創設したのが明治6年、そして明治8年に大伝馬町3丁目の絵具問屋村田宗清が、由一から西洋の絵具や画材の製法を聞いて造ったのが、日本での洋画材製造販売のはじめであったと述べられています。


 私たちの教室から歩いて3分~10分ほどの距離に、日本で最初の油絵の教室と画材店があり、由一やその仲間たちが油絵を描いていた日々を想像するのは楽しいことです。

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