すべてグレーの中間色の紙(キャンソン社製ミタント紙)に、木炭とチャコール鉛筆の黒と白で描いたものです。枚数を重ねるごとに、うまくなっているのが分かります。
1作目
明暗をつけたデッサン (424×348) |
2作目
明暗をつけたデッサン (424×348) |
3作目 制作過程も見ていきます。
まずは、いつもの通り線で形を出来る限り正確に描いていきました。大きな当たりは木炭を使い、細かい部分はチャコール鉛筆を使います。
グレーの紙の明度を基準にして、それより暗い所を木炭で大きく塗っていきます。この時、闇雲に現実の明暗を引き写すのではなく、デッサンの中でより効果的な明度関係と組み合わせを考えながら行うことが大切です。
明るい部分をチャコール鉛筆の白で描き起こし、全体の明度関係を確定します。
この後、擦筆やセーム革(またはガーゼ)を使い、浮いた木炭を抑えながら描き進めて、滑らかなグラデーションを作っていきました。
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