2017年11月8日水曜日

印象派の技法から自己の作風へ



今回は印象派の技法を取り入れて風景画を制作されている、N.sさんの最近の作品を紹介します。

教室ではどうしても写真を使っての制作になるので、写真に捕らわれない絵になるようにと、印象派の用いたスペクトルの色による並置混合をお勧めし、それを実践されています。





残雪(M12号)



早春のまだ雪の残る八ヶ岳付近の風景。

針葉樹の暗い形と雪の白い形がバランス良く配置されています。

近づいて見ると、印象派の手法を使っているのが分かります。

このように普通なら見過ごしてしまいそうな風景から、造形的要素を引き出して絵にするところにN.sさんのオリジナリティーを感じます。










ゲレンデ(F10号)


これも「ゲレンデでスキーをしているところ」というテーマを越えて、明るい形と暗い形の配置のおもしろさに目のいく作品です。

惜しむらくは、緑の大地は絵具の並置によりニュアンス豊かに表現されているのですが、雪や空の色彩的変化が単調です。それにスキーヤーが遠近法に合っていれば、もっと良い作品になるでしょう。







街角(34㎝×27㎝)キャンバスペーパーに油彩




最後は、キャンバスペーパーにスケッチ風に描いた作品。
新聞を読んでいるのは自画像でしょうか?  
これも垂直水平の画面分割に工夫を感じます。
デッサン額にマットを切って入れれば立派な作品です。



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