古典絵画の技法については、今日本の若い世代の画家たちの間でも関心が高まり、さまざまな方法が研究され実践されています。今回S君には、グザビエ・ド・ラングレの方法をベースにして、19世紀前後にフランスで行われていたと考えられる技法で、静物画を描いてもらいました。
静物画は、モチーフの選択と配置が重要です。ここでうまくいかないと、どんなに優れたテクニックで描いたとしても、良い作品にはなりません。S君は、時間をかけて入念に構図を決めた後、透視枠を使い、遠近法に従って、できるだけ正確にデッサンをおこないました。
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大きな明暗の配置と組み立てができたら、シルバーホワイトで、明部を描き起こす作業(piambura)に入ります。
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