2012年3月2日金曜日

古典絵画をめざして 2

古典技法に憧れて描き始めた静物画も、ようやく彩色の段階に入りました。

 背景の色が決まったら、中央のモチーフから描いていきます。全体的に色を置きながら徐々に仕上げていく方法もありますが、週1回のS君のペースでは、下の層が乾いてしまい、生乾きで溶け込ませながら塗り重ねていく古典技法には不都合なので、部分的に仕上げていく方法を取りました。














使用絵具は、シルバーホワイト、イエローオーカー、レッドオーカー、バーミリオン、ランプブラック、でこれらの絵具は、昔Verdaccio と呼ばれていた(時代によって絵具の種類は多少異なりますが)基本色です。これに状況に合わせて好みの色を加えていきます。
影は、バリュウムイエロー、マダーレーキー、ウルトラマリン、スティルドガランの混色で作ります。













今回は、レモンの鮮やかな黄色をだすためにビスマスイエローを、ぶどうの緑をだすためにヴィリジャンを加えました。

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