2015年3月3日火曜日

基礎デッサン 1

今回は、昨年7月からアトリエラポルトに来られているM.wさんの作品を紹介します。
家事と仕事の合間を縫って、基礎デッサンから学ばれています。



すでに他の教室で勉強されていらしたので、アトリエラポルトでは、主に対象の見方や捉え方についてアドバイスしています。












白いオブジェによる鉛筆デッサン(530×450)


白いオブジェによる鉛筆デッサン(530×450)

上のデッサン部分


始めに描いた静物デッサン2点です。白いモチーフを使って、おもに形とモデリングについて学んで頂きました。モチーフ固有の明度に惑わされることがないので、形が明確に表現できたと思います。ボリュームも質感の違いも良く出ています。











石膏デッサン 鉛筆(530×450)


上のデッサンの部分


石膏像デッサンの1枚目は、少女の胸像です。シンプルな形ですが、頭の傾きや顔の表情がとても難しい像です。

影の分量を増やして、明暗のコントラストのはっきりしたデッサンになりましたが、顔の正面が影側になるように照明をセッティングしたことが、かえって目鼻などの形を捉え難くしてしまったようです。














石膏デッサン 鉛筆(530×450)


上のデッサンの部分


2枚目は、フレンチ少女に挑戦されました。全体の形やボリュームはよく捉えられています。これに表情がもう少し似てくると、もっと良いデッサンになったと思います。




現在M.wさんは、中間色の紙に明暗を付けたデッサンを制作中です。油絵を描くまでにはまだ時間がかかりますが、一歩一歩段階を踏んで進んで行くことが、結果的に上達の近道だと思います。











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