今回は、昨年7月からアトリエラポルトに来られているM.wさんの作品を紹介します。
家事と仕事の合間を縫って、基礎デッサンから学ばれています。
白いオブジェによる鉛筆デッサン(530×450) |
白いオブジェによる鉛筆デッサン(530×450) |
上のデッサン部分 |
始めに描いた静物デッサン2点です。白いモチーフを使って、おもに形とモデリングについて学んで頂きました。モチーフ固有の明度に惑わされることがないので、形が明確に表現できたと思います。ボリュームも質感の違いも良く出ています。
石膏デッサン 鉛筆(530×450) |
上のデッサンの部分 |
石膏像デッサンの1枚目は、少女の胸像です。シンプルな形ですが、頭の傾きや顔の表情がとても難しい像です。
影の分量を増やして、明暗のコントラストのはっきりしたデッサンになりましたが、顔の正面が影側になるように照明をセッティングしたことが、かえって目鼻などの形を捉え難くしてしまったようです。
石膏デッサン 鉛筆(530×450) |
上のデッサンの部分 |
2枚目は、フレンチ少女に挑戦されました。全体の形やボリュームはよく捉えられています。これに表情がもう少し似てくると、もっと良いデッサンになったと思います。
現在M.wさんは、中間色の紙に明暗を付けたデッサンを制作中です。油絵を描くまでにはまだ時間がかかりますが、一歩一歩段階を踏んで進んで行くことが、結果的に上達の近道だと思います。
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