2015年11月19日木曜日

アトリエの道具と画材 11 自作パレット


前回の「道具と画材」では、腕鎮を取り上げたので今回は自作パレットについて紹介します。

パレットは言うまでもなく画家の必需品です。画家によってパレットの好みはさまざまです。持って描く人、置いて描く人、四角形を好む人、楕円形を好む人・・・・・。
画材屋さんにいけば、大きいのから小さいのまで何種類も置いてあります。しかも意外に高いもので、単版無垢の木製パレッドだと大きいのは1万円を越すものまであります。

そこでアトリエラポルトでは希望者に自作パレットを薦めています。







厚さ3ミリのシナベニヤを好みのサイズに切ります。右は、キャビネットに置いて描くタイプの長方形パレットです。

これは、持って描くタイプの大型のフランゼン型パレットを作っているところです。かっこ良く使いやすいのですが切るのに骨が折れます。

この後サンドペーパーをかけて滑らかに整形します。

形が取れたシナベニヤにリンシードオイルをしみ込ませます。


表と裏に塗れたら、約1週間乾かします。
この後は表面だけでよいのですが、最低3~4回はこの作業を繰り返します。













完成!




















画材入れボックスの上にピッタリ置けるサイズにしてあります。使い始めは絵具の油が吸われる感じがしますが、毎回終わったらきれいに絵具をふき取り、リンシードオイルか残った溶き油を薄く塗っておくと次第に使いやすく美しい光沢のあるパレットになってきます。


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