今回はアトリエラポルトの講師が描いたデッサンのプロセスを紹介します。
西洋のアカデミックなデッサンの教則本を調べてみると、デッサンは正確な形を表現する事が重視されていて、対象固有の明度を再現する事はしていないのがほとんどです。
アトリエラポルトでもそれに倣って、基礎のデッサンではモチーフの固有色の明度は追わないで線とi陰影だけでボリュームと前後関係を表すようにしています。
例えば今回のモチーフのセットは次のようなものです。
これをどうデッサンとして仕上げていったかご覧ください。
実際のブドウは暗い紫色ですし、デコポンやクルミにも固有の明度があります。しかしデッサンの練習には固有色の明度を省いた方が形に専念できる上に、背景の白い紙に対して明るさを保ちながらデッサンを仕上げることができます。デッサンを学ばれる方の参考にして頂ければ幸いです。
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