2023年5月26日金曜日

あのブグローの絵が日本に!

東京上野の西洋美術館にブグローの代表作とも言える絵が展示されているのをご存知でしょうか? 

表記には、「寄託」となっているところから西洋美術館の持ち物ではないようですが、まさにブグロー円熟期の作品です。



ブグロー(William Adolphe Bouguerau.1825-1905)は、19世紀フランスのアカデミズム絵画の巨匠で、その画力は驚異的なものがあります。




生前は大変な人気を誇りましたが、死後は新たな絵画表現の隆盛の中で忘れられた画家となっていました。ブグローの再評価のきっかけとなったのは、1984年にパリのグラン・パレでおこなわれた大回顧展です。これがその時のカタログです.


この中のカラー図版の最初に西洋美術館で展示されている絵が載っています。



今ではブグローは19世紀フランスの重要な画家の1人になっていますし、写実系の画家の憧れの存在です。ブグローの描いた少女像の代表作が西洋美術館の常設(入場料500円)で見れるのは嬉しい限りです。上野に行ったら是非寄ってみてください。

0 件のコメント:

コメントを投稿