今回は1903年におこなわれたローマ賞の最終審査に出品された絵を紹介します。
この作品は受講生の方が海外のギャラリーから購入したもので、現在アトリエラポルトで修復作業をおこなっています。
作者は、Charles-René DARRIEUX (1879-1958)というフランス・ボルドー生まれの画家で、1903年のローマ賞に応募して最終審査の10人に選ばれて制作したのがこの作品です。残念ながらローマ賞は取れませんでしたが、当時のパリの美術学校の教育を知る上で大変貴重な絵画です。
テーマは「放蕩息子の帰還」で、縦145 cm 横114、5cmのキャンバスに描かれています。
これから時間をかけて修復(おもに画面のクリーニング)をおこないながら、技法、デッサン、彩色法、構図法などを調べていきたいと思います。いずれは、1階のギャラリー・エスパス・ラポルトで公開したいと考えています。
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