2023年2月3日金曜日
固有色の明度を追わないデッサン
2023年1月22日日曜日
人物画研究会作品展
ギャラリー・エスパス・ラポルトの新しい展示をお伝えします。
アトリエラポルトが始まってから今年で12年目になりますが、その当初より毎週土曜日の夕方に絵描き仲間が集まって自主的に人物デッサン会をおこなってきました。今回はそこで生まれた作品を展示します。モデルさんを前にして限られた時間内での制作は、写真などの媒体を使った制作では味わえない楽しさと難しさがあります。それぞれの作品を通してそれを感じて頂けたら幸いです。
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人物画研究会作品展
場所:ギャラリー・エスパス・ラポルト 東京都中央区日本橋小伝馬町17-9
ホームページ:http://espacelaporte.net
会期:1月23日~2月17日(8:00~19:00)
休廊日:土曜・日曜・祝日
2023年1月7日土曜日
動画:「立ちポーズを描く」 1
久しぶりにYouTubeに動画をアップしました。
今回は男性モデルの立ちポーズをアトリエラポルト講師が描いたものです。デッサンと油彩の2回に分けて紹介します。
1回目は中間色の紙に、木炭とチャコールペンシルの白と黒を使って描いたデッサンです。5時間の制作を6分間に短縮してお届けします。
2022年12月11日日曜日
19世紀のある画学生のカルトン
今回は、ギャラリー・エスパス・ラポルトの新しい展示を紹介します。
テーマは「19世紀のある画学生のカルトン」。今から134年前のフランスの画学生のカルトンの中身を展示します。30年ほど前にたまたま友人に誘われて行ったアミアン(Amiens)の蚤の市で見つけた物です。今思えば汚かったカルトンを丸ごと買っておけばよかったと悔やまれますが、その中から比較的状態の良い物をだけを選んで購入しました。
デッサン3枚・手本の版画17枚を、すべて額装して出来たてのギャラリーの真っ白い壁にかけました。時間の隔たりを感じると共に、100年以上前のフランスの1人の画学生の姿が思い浮かびます。19世紀のアカデミックな美術教育に興味のある方には参考になる展示だと思います。
また、現代のアメリカでアカデミックな絵画教育を復活しておこなっているグランド・セントラル・アトリエ(Grand Central Atelier)の教師であり、アーティストのコリン・バリー(Colleen Barry)先生の修行時代の絵も展示します。時を越えて引き継がれる美術教育のあり方について考える機会になれば幸いです。
2022年11月30日水曜日
正12面体を描く
今回は正12面体を描いたデッサンを紹介します。
正多面体は古代ギリシャの哲学者プラトンが「万物を形づくる最も美しい形」と考えていたことから、ルネサンス時代からそれを遠近法を使って再現する試みがおこなわれてきました。
中でもルカ・パチョーリ(Luca Pacioli:1445-1517)の「神聖比例」論の中の挿絵が有名で、作者はレオナルド・ダ・ヴィンチと考えられています。
| ルカ・パチョーリ(神聖比例) Luca Pacioli “De divina proportion" 1509 *画像は後の時代に出版されたフランス語版 |
その中のいくつかを載せてみます。
文化的土壌の違う私達には、このような幾何形体に「美」を求める考えに違和感を感じるかも知れませんが、古典絵画はもとよりセザンヌからキュビズム、そして抽象絵画にも通じる西洋美術の根底にある思想と言えるでしょう。
ダ・ヴィンチがこれらの挿絵を描くにあたっては、平面図から遠近法の理論を使って立体的に再現していると考えられますが、Aさんは実物を見てデッサンしました。
正5角形は黄金比を生む神秘的な形として昔から知られていましたが、それが12面で出来た立体は複雑です。正確に描くには形の幾何学的性質と遠近法の理解が必要です。
制作者のAさんには、事前に多角形の作図法を学んで頂きました。
通常の石膏像のデッサンと同じように、線で形を捉えてから陰影をつけます。
光の方向に対するそれぞれの面の角度による微妙な陰影の変化を加えて完成しました。
| 正12面体 (画用紙に鉛筆) |
このようなデッサンは絵画制作と結び付きにくいと考えられがちですが、遠近法の理解に役立つ上、ギリシャ時代から流れる西洋の美意識を知るヒントを与えてくれると思います。
2022年11月18日金曜日
ギャラリー エスパスラポルト「鳥越一穂展」
ギャラリー エスパスラポルトの開廊記念の展覧会「鳥越一穂展」が始まりました。
2022年11月12日土曜日
ギャラリー エスパスラポルト オープニング記念「鳥越一穂展」
アトリエラポルトのギャラリー「Galerie Espace La Porte」がいよいよ11月15日から正式にオープンします。
その記念としてアトリエラポルトの支援者のひとりでもある画家で技法研究家の鳥越一穂氏の作品展を開催します。
西洋の古典絵画の技法をベースにリアリスティックな表現を追求してきた鳥越氏は、近年トロンプルイユ(trompe-l'oeil:だまし絵)の手法による作品を発表しています。写真とは違う油絵ならではのリアリティを感じて頂けると思います。
また、絵画材料に詳しい氏は、油絵具の理想的な基底材として銅板に着目し、その研究成果を横浜本牧絵画館で展示・発表しています。今回はその時の内容の一部も展示します。銅板に油絵具で描いた絵の美しいマチエールをご覧ください。
なお、鳥越氏は在廊中に油彩画制作の実演も行う予定です。技法や画材に興味のある方は、この機会に是非お越しください。



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