今回はアトリエの照明を紹介します。
デッサンにしろ油絵にしろ、対象を見ながら制作する上で重要なのは「光」です。自然光で描ければ理想的なのですが、教室の置かれている状況では叶いません。そこで照明器具を工夫する必要が生じます。
アトリエラポルトでは、部屋全体を照らす照明としては右のように40Wの蛍光灯を使用しています。
蛍光管は、パナソニック製の美術館用蛍光灯(FL40SN-EDLNU昼光色)です。友人の画家から薦められて使うようになりましたが、演色性が抜群に良いだけではなく、光に温か味があり肌色などが大変綺麗に見えます。その上紫外線カットになっています。
モチーフを照らす光としては、ハロゲンスポットライトを使っています。ハロゲンスポットは照射角が狭く、教室のように小さなスペースにセッティングされたモチーフを照らすには最適です。
光は色温度が3000k程度の電球色のような光ですが、熱線にあたる領域が少なく、赤色がやたらに赤く飛び出して見えるようなことはありません。例えて言えば、モチーフ全体が平均的に赤み(茶色味)を帯びる感じです。
右は以前にも紹介したスパイラル蛍光灯(ジェフコム社製 昼光色)です。
(2013年8月9日 アトリエの画材と道具 3)
移動がしやすく、光量も十分あるのでとても重宝しています。制作スペース全体を照らす明かりとしても、モチーフ用の照明としても使っています。ただ昼光色の光なのですが、先ほどの「美術館用蛍光灯」と比べると冷たい光で、ちょっと見劣りがするのが残念です。
これは人物を描く時のために自作した照明器具。
先のスパイラル蛍光灯の登場で出番がなくなりました。
以上のような照明をそれぞれの制作状況に合わせて使っています。
周囲に光がもれならないように、カーテンやパネルを使って防いでいます。
出来るだけ良い光の条件で、落ち着いて制作できるように心がけています。
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