Hさんはそれまでは絵を習った経験はなく、片道2時間近くかけて週1回通われてます。
ラポルトでは石膏デッサンからグリザイユの過程を経て、この作品は着彩油彩画の2枚目です。
使用絵具は、三原色としてイエローオーカー、レッドオーカー、ウルトラマリンを使い、白はシルバーホワイト、黒の代わりにバーントアンバーを選びました。
これに制作が進むに從って、カドミウムレッド、ディープマダー、カドミウムイエローを加えていきました。
バーントアンバーで明暗を付けた後、シルバーホワイトで明部を描き起こし、背景から色を置いていきました。
次第にカドミウム系の再度の高い絵具を加えていき、現実のモチーフの色合いに近づけていきます。
仮面のある静物(F6) |
モチーフ選びからHさん自身がおこない、それに対して構図や配色の方法をアドバイスをするという形で進めました。
シンプルですが明快な表現の絵に仕上がったと思います。
これにハーフトーンの豊かさが加わるともっと良くなることでしょう。
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