ルイ・アンクタン(Louis Anquetin, 1861-1932)は、20歳頃パリのフェルナン・コルモンのアトリエに入り、ゴッホやベルナールと親交を結んだ後期印象派の画家です。そしてベルナールと共にクロワゾニズム様式を開発しました。
「クリシ―大通り」1887年 *ゴッホはこの作品に触発されて「夜のカフェテラス」を描いたとされる |
後にアンクタンは印象派の技法を捨て、ルーベンスの絵の研究に没頭します。そのために美術史の中では忘れられた画家になってしまいます。
「競馬場」 1901年 |
晩年の1924年にはルーベンスに関する著作を出版します。
このアンクタンのアトリエに1907年23歳のマロジェが入門します。マロジェはアンクタンの影響からルーベンスを中心に15世紀から17世紀のオールドマスターの技法研究を始めます。(つづく)
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