2022年2月12日土曜日

アトリエの道具と画材:照明スタンド


今回は、アトリエラポルト考案の照明スタンドを紹介します。

クリップ式のLED照明をつけるスタンドですが、狭い教室でも邪魔にならないように工夫がしてあります。













厚さ4㎝、縦32㎝×横23.5㎝の板にコンクリートブロックを載せて穴に角材(3㎝×1.5se)
を立ててコンクリートで固めました。斜めに支えをつけてそこにトランスが置けるように考えました。



台座にはキャスターをつけて移動しやすくしてあります。



市販の写真用照明スタンドに比べるとかなり省スペースで使えることが分かります。



照明のクリップで挟んで高さを自由に変えられます。



石膏像や静物画を描くには、固定された一方方向からの照明で描くのが理想です。
アトリエラポルトでは、一人一人が専用の場所と照明でじっくりと制作できるようにしています。




2022年2月4日金曜日

新しい石膏像

 今回は、アトリエラポルトで新たに購入した石膏像2体を紹介します。

1体はロダン作「ヴィクトル・ユゴー胸像」で、もう1体が古代ヴィーナス首像「アバタのヴィーナス」です。ともに堀石膏製です。


ヴィクトル・ユゴー胸像
(高さ58㎝)


ヴィクトル・ユゴー胸像は、多くの石膏像が古典の美意識に従って理想化された形態の作品が多い中、現実の人物に近い形で再現された像です。実際のモデルさんを見て描く感覚で制作できるのではないかと考えて購入しました。









早速講師が試しに描いてみました。

画用紙に鉛筆(650×500)



修正後

アバタのヴィーナスは小型の首像で狭いスペースで描くのに適していると考えて購入しました。

ところが届いて見るとアバタが酷くて描きにくそうなので、石膏で部分的にアバタを埋めました。


堀石膏さんには申し訳ありませんが、アトリエラポルトオリジナルのヴィーナス像になりました。


「アバタのヴィーナス」
(高さ42㎝)