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セルジエの色彩論のポイントは、絵具を寒色と暖色に分け、それぞれに寒色のグレー(ストロンチウム・イエローと黒と白)と暖色のグレー(アンチモン・イエローとバーントアンバー)を混ぜることによって、濁りのない(発色のよい)中間色を作ることが出来ると考えたところにあります。
これは、20世紀前後の画家達から、反対色(補色など)をパレット上で混ぜ合わせて、中間色作ることが多くなった結果、発色の悪いくすんだ絵が増えてしまったことへの反省があると考えられます。
セルジエの方法は、Yさんにとっても、私たちにとっても未知の部分が多く、はたしてどんな結果になるか、随時制作過程を報告していきます。