アトリエラポルトの講師による裸婦の制作過程をYouTubeにアップしました。
デッサンから油絵へ展開を2回にわたって紹介します。
今回はデッサン編です。
*スマホでご覧の方で動画画面が出ない場合は、ウエーブバージョンにするとご覧頂けます。
アトリエラポルトの講師による裸婦の制作過程をYouTubeにアップしました。
デッサンから油絵へ展開を2回にわたって紹介します。
今回はデッサン編です。
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今回は、アトリエラポルトで薦めている色相環の制作を紹介します。
色相環は虹色のスペクトルの順番に絵具を円形に配置したものです。色相環の制作は色の体系的な理解にとても役に立つ方法です。
現在日本では、マンセルの色相環に基づいたもの(PCCSなど)が主流で、それにオストワルトやイッテンの色相環が加わるかと思いますが、アトリエラポルトでは、それらとは別の絵画史に大きな影響を与えた2種類の色相環の制作をおこなってます。
1つは、シュヴルール(Michel-Eugene Cheveul. 1786~1889)の考えた色相環で、絵具の三原色(赤・黄・青)を正三角形に配置してます。それぞれ隣り合う色どうしを混色して間の色相を作ります。減法混色になるので間の色相は鈍くなりますが、絵具を混色して絵を描く画家の立場からすると実用的で分かりやすい色相環です。現在では直径線上が正確な補色にならないなど科学的に不都合な点から使われなくなりましたが、発表された当時は色の対比効果を明確に表しドラクロワや印象派の画家たちに大きな影響を与えました。
アトリエラポルトでは、油絵を学ぶ最初の段階で三原色をベースに描くことをおこなってますが、その時にとても役立つ色相環です。
シュヴルールによる「Cercle chromatique harmonique」 E.FER : Solfege Solfege de la couleurより |