2022年8月17日水曜日

デッサンのプロセスと収納ケース:前回の続き

前回紹介した収納ケースに入れたデッサンの一部は次のようなものです。

ロダン作
「ヴィクトル・ユゴー胸像」
木炭紙大画用紙に鉛筆

プロセス1
内接する長方形を描く


プロセス2
直線で大掴みに輪郭を捉える


プロセス3
内側の形の位置を探す


プロセス4
鼻・目などの個々の形をできるだけ直線で表していく。
明暗の境目のラインも決定する。


プロセス5
明暗を3段階に分けて中間のトーンからつける。


プロセス6
暗部の方から描き込んでいく。


プロセス7
石膏の明るさを保ちながら明部を描いて完成。


言うまでもなくデッサンにはさまざまな描き方がありますが、アトリエラポルトでは西洋のクラシカルドローイングを基にしたテキストを参考にして、それを講師が教室で実践できる形にアレンジして伝えています。まだまだ試行錯誤が続いてますが、今回製作した収納ケースの中の作品を叩き台として、より良いデッサンが描けるようになって頂ければと願ってます。

参考にした本の一部

2022年8月3日水曜日

デッサンのプロセスと収納ケース

 今回はアトリエラポルトの講師が制作したデッサンのプロセスと自作の収納ケースを紹介します。


まずは、収納ケースから。
木製で木炭紙大のカードケースが4枚入るように出来ています。



持ち運びができるように取っ手も付いてます。


収納ケースからデッサンを取り出したところです。


専用のスタンドは、このような収納ケースが3台立てかけられます。




これまで参考デッサンの収納はカルトンに入れておいた為、受講生が自由に見ることができませんでした。かといって額装すると場所を取られてしまいます。
この収納ケースはそれらの悩みを解決してくれました。
次回は。その中に収めたデッサンを紹介します。