2019年2月11日月曜日

動画:デッサンから油絵へ 1

今回は、デッサンから油絵への制作過程の動画を配信します。
デッサンを転写して油彩することは、西洋では古くからよく行われてきた方法です。
それが印象派の頃より、キャンバスに直接デッサンして油彩するのが一般的になったと言えるでしょう。

アトリエラポルトでは、デッサンと油絵を関連づけるためにも、この方法を勧めています。参考にして頂ければ幸いです。



転写に使用した画材
 トレーシングペーパー(厚口)、鉛筆、木炭(ヤナギ)、赤ボールペン、
 水性顔料インクペン(黒)

*転写には、今回のやり方以外にも、マス目やチャコペーパーの使用など様々な方法があります。絵の大きさや求める精度などに合わせて使い分けると良いでしょう。




2019年2月2日土曜日

動画による人物デッサンの描き方 2

前回に引き続き、動画による人物デッサンの制作過程を配信します。
(再生時間:約7分)

20分ポーズ×12回の制作時間の後半部分です。
モデルは黒人の方で、日本では描く機会が少ないと思いますが、西洋絵画の中では肌の色をどう表現するかは、昔から画家の重要な課題で力量の試されるところでした。

使用画材:キャンソン社製ミタント紙(431)、木炭(ヤナギ)
     チャコール鉛筆の白と黒、擦筆
制作時間:20分ポーズ×12回
制作者:アトリエラポルト講師(藤木俊明)


まだ描き足りない気持ちは残りますが、デッサンはこれで終了とします。
モデルさんを見ながらの制作では、その時々で受けるモデルさんからの印象や見え方の違いと、作者が学んできた解剖学やプロポーションや構成法などの知識との、瞬時のやり取りがおもしろいところです。今回の動画でそれが少しでも伝えられたら幸いです。

次回は、このデッサンを基にした油絵の制作過程を紹介します。