人物画(コスチューム)の描き方の第6回目(最終回)をYouTubeにアップしました。
今回はいよいよ最終回です。
教室での大人数で限られた時間内の制作では、「完成」を目指すより、残された時間でどこまで自分の目的やイメージに近づけるかが勝負です。その過程を見て頂ければと思います。
全6回にわたって民族衣装を着たモデルさんの制作動画を配信しましたが、毎回変化するコスチュームをどのように描くか、また、デッサンをどのように油絵へつなげていくかの参考になれば幸いです。
人物画(コスチューム)の描き方の第6回目(最終回)をYouTubeにアップしました。
今回はいよいよ最終回です。
教室での大人数で限られた時間内の制作では、「完成」を目指すより、残された時間でどこまで自分の目的やイメージに近づけるかが勝負です。その過程を見て頂ければと思います。
全6回にわたって民族衣装を着たモデルさんの制作動画を配信しましたが、毎回変化するコスチュームをどのように描くか、また、デッサンをどのように油絵へつなげていくかの参考になれば幸いです。
人物画の描き方(コスチューム)の第5回目をYouTube上に配信しました。
今回は、コスチュームを描き込んでいく過程です。
コスチュームで難しいのは、モデルさんがポーズする度に形や皺が変わることです。
そこで必要となるのが「選択」と「単純化」です。
何度かモデルさんのポーズを見ていると、必ずできる皺と形があるのに気がつきます。
これは描かないといけない皺と形で、毎回変わる皺と形は人体の形を表すのに都合が良いものを選びそれ以外は省略します。
モデルさんを撮影できないのが残念なのですが、今回の動画でそのへんのところが参考になれば幸いです。
人物画の描き方(コスチューム)の第4回目をYouTube上で配信をおこないました。。
今回は、デッサンを転写したキャンバスにモデルさんを前にしての着彩過程です。
油絵にはいろいろ描き方がありますが、ここでは短時間で仕上げれられるダイレクトペインティングの手法をとっています。
使用絵具:
シルバーホワイ、チタニュームホワイト、ネープルスイエロー、イエローオーカー、レッドオーカー、カドミウムオレンジ、バーミリオン、コバルトブルー、バーントアンバー、アイボリーブラック
人物画の描き方(コスチューム)の3回目をYouTubeで配信をおこないました。
今回は、完成したデッサンをキャンバスに転写する過程です。
転写にはさまざまな方法がありますが、ここではトレーシングペーパーを使った最もオーソドックスなやり方を説明しています。
キャンバスに直接デッサンをする方も多いと思いますが、デッサンを重視するアトリエラポルトでは、受講生にもこのやり方を薦めています。
「トゥッルスの家のコリオラン」 作者不明(320×250) |
人物画(コスチューム)の2回目をYouTubeで配信をおこないました。
今回は、中間色の紙に描くデッサンが完成します。
中間色の紙に、黒(木炭、チャコールペンシル、コンテなど)と白(チョーク、パステルペンシルなど)で描くデッサンは、短時間で形とボリュームを表すことができます。
その描き方の一つの例として、見て頂ければと思います。
久しぶりにYouTubeを通じて、ラポルト講師による制作過程の動画を公開します。
今回は民族衣装を着た女性がモデルです。
デッサンから油絵の制作まで全6回を隔週で配信する予定です。
参考になれば幸いです。
基礎デッサン 画用紙に鉛筆(530×455) |
今回紹介するのは、文具メーカーのコクヨから学童向けの教材として発売された「フェルメールのカメラ箱」です。
いわゆるカメラオブスクラのペーパークラフトキットで、非常にシンプルな作りですが、その原理を体感することができます。
20㎝位の大きさのケースを開けると、このような厚紙でできた材料とレンズと鏡が出てきます。
説明書に従って組み立てると下の写真のようになります。
A.Kircher, Ars Magna Lucis et umbrae. 1649より |
このようなレンズを使った光学器具は、良質なガラスレンズが比較的に安く大量に生産される16世紀頃から発達します。
ディドロとダランベールが編纂(1751~1772)した百科全書にも、レンズと鏡を使った絵を描くための装置が載ってます。
今回この「フェルメールのカメラ箱」を作ってみて、やはりフェルメールは従来からの線遠近法を基にして描いた上での、見え方(光や陰影など)の補助として使った程度ではなかったかと思いました。
*カメラ・オブスクラの歴史について詳しく知りたい方には、次の本がお勧めです。
「カメラ・オブスクラ年代記」ジョン・H・ハモンド著 川島昭夫訳 朝日選書
今回は、モチーフを見て描く技術を学ばれているOさんの静物画を紹介します。
Oさんがそれまで学ばれていた絵画教室では、写真から絵を描く指導を受けていたそうです。アトリエラポルトで、改めて絵画の遠近法に基づいたモチーフを見ながら描くデッサンから始められて1年半が過ぎました。
紹介する静物画は、色を使った油絵の2作目になります。
事前に地塗りをして平滑な下地を作ったキャンバスにデッサンを転写して、バーントアンバーとシルバーホワイトで明暗をつけていきます。この段階で絵全体の明暗(明度)関係や配置を大まかに決めてしまいます。また、着彩時に絵具の発色を良くするために、明部は実際の明度より明るめにしています。
前回に引き続きフランスの蚤の市で見つけた人物デッサンを紹介します。同じカルトンに入っていたので、同じ作者のものだと思います。
サタイヤ像(610×460) |