今回はエコルシェの石膏像を描いたデッサンを紹介します。
エコルシェ(Écorche)とは、直訳では「剥ぐ」という意味で、美術用語では人体の皮膚を取り除いて筋肉を表した像を指します。
人体の形を解剖学から学ぶために作られ、昔の西洋の美術学校には必ずあった像です。その代表的なものが彫刻家ウードン(Jean-Antoine Houdon.1741-1828)が作ったエコルシェです。(右写真)
残念ながら日本では入手困難です。
今回その内の1体にチャレンジしたのは、香港からの留学生A君です。
今回はエコルシェの石膏像を描いたデッサンを紹介します。
エコルシェ(Écorche)とは、直訳では「剥ぐ」という意味で、美術用語では人体の皮膚を取り除いて筋肉を表した像を指します。
人体の形を解剖学から学ぶために作られ、昔の西洋の美術学校には必ずあった像です。その代表的なものが彫刻家ウードン(Jean-Antoine Houdon.1741-1828)が作ったエコルシェです。(右写真)
残念ながら日本では入手困難です。
今回その内の1体にチャレンジしたのは、香港からの留学生A君です。
今回は、横浜本牧絵画館で開催されている「トロンプルイユの現在」展(2021年4月17日~7月19日)を紹介します。
横浜本牧絵画館は、トロンプルイユの技法を駆使して自己の絵画世界を表出した画家、岩田栄吉(1929~1982)の作品を中心に展示している美術館です。
毎年さまざまな企画展を開催するとともに、公募による作家・研究者支援プログラムなどのユニークな活動をおこなっていることでも知られています。
「トロンプルイユの現在」展は、岩田栄吉ゆかりの作家と、トロンプルイユの方法で制作されている新進気鋭の作家の作品を展示しています。
出品作家:岩田栄吉、伊牟田経正、城戸義郎、鳥越一穂、小林聡一、池田誠史、中原未央、山本大也
岩田栄吉 |
岩田栄吉 |
伊牟田経正 |
アトリエラポルトも、ご支援頂いてる作家さんや収蔵作品の貸し出しでご縁を頂きました。
それぞれの作家の油絵の技法とリアリティの追求の結果を見ることができる展示内容になっています。是非ご覧頂きたい展覧会です。
横浜本牧絵画館:神奈川県横浜市中区本牧元町40-7 ℡045-629-1150
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)(休館日火曜日)
入館料:500円
余談ですが、美術館の近くには国の名勝に指定されている三渓園があります。こちらの方もご覧になることをお勧めします。
このキューピットの石膏像は、セザンヌがモチーフにしていたことでよく知られています。
セザンヌ「キューピットのある静物」1895年 |
アトリエラポルトでも定番の石膏像です。
「キューピット」画用紙に鉛筆(530×450) |