今回は夏季特別講座(8/11~18)の様子をお伝えします。
テーマは「見て描く写実絵画技法」で、講師は鳥越一穂氏にお願いいたしました。
基底材は鳥越氏があらかじめ用意したアルミ板(3㎜厚)に、シルバーホワイトとローアンバーで中間色にした油性の地塗りをしたものを使用しました。
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左:アルミ板 右:地塗りをしたもの サイズはF4号(333×242)
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描き出しはチョークでモチーフ全体のプロポーションをできるだけ正確に取っていきます。
続いてローアンバーで背景とモチーフの影をつけます。
土性系の彩度が低く乾きの早い絵具で固有色を置き始めます。
徐々に彩度の高い絵具を使って現実の色に近づけていきます。
モチーフの質感を表す筆さばきの方法や絵具の塗り重ねによるハーフトーンの作り方、ハイライトの入れ方など、実際に見て説明を受けながら制作を進めて頂きました。
受講時間は各自さまざまで、どの方も完成には至りませんでしたが、モチーフのリアルな再現のプロセスとコツは学んで頂けたと思います。
「鳥越先生、お疲れさまでした!」