静物画に興味のある方は、誰しも楽器の形の美しさを、描いてみたいと思うのではないでしょうか? 静物画が、絵の1つのジャンルとして確立した17世紀頃から、楽器はそのモチーフとして、しばしば登場します。
前回まで、花をテーマに描かれていたEさんは、今回はマンドリンをモチーフとして加えまた。その制作過程を紹介します。
モチーフの配置と色の組み合わせを熟考します。
今までEさんは、彩度の低い色合いでまとめることが多かったので、今回はあえて彩度の高い色合いなるようにアドバイスをしました。
マンドリンは、一見シンプルな形に見えますが、よく見ると、直線と曲線が微妙な角度で交わっていて、意外に難しいものです。
キャンバスと同じサイズの画用紙に、構図と形が決まるまで、時間をかけてデッサンします。
デッサンができたら、トレーシングペーパーを使って、キャンバス上に転写します。(6月のブログを参照)
キャンバスには、予め褐色で全体に薄く色が引いてあります。