割れてしまった石膏像の破片をモチーフにして、構図を組み立てました。
今回Sさんは、写真からデッサンを起こし、実物を見ながら修正していきました。写真と、肉眼で実物を見た違いを知る上で、よい方法だと思います。
グレーの地塗りの上に、ヴァンダイクブラウン(シュミンケ)で、明暗をつけました。
シルバーホワイトで、明部を描き起こした後、固有色をかけていきます。
この作業をを繰り返しながら、実物に近づけていきます。
F4号 |
独特の雰囲気を持つ絵に仕上がりました。教室にあるモチーフを組み合わせ、同じテクニックで描いても、人それぞれにまったく違う絵になるのは、教えていて面白いところです。本来個性とは、このようなことを言うのではないでしょうか?
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