今回はアトリエラポルトに通い始めて1年経ったAさんの作品を紹介します。
Aさんはそれ以前にデッサンを習った経験はなく、仕事をされながら週1回(1コマ2.5時間)受講されています。どのデッサンも画用紙に鉛筆で、実物に近い大きさで描いています。
ゼロから始めて一つ一つ課題を克服していった過程が表れていると思います。このような基礎のデッサンはとても根気のいることですが、絵を成り立たせる上での様々な造形要素を学ぶ事ができます。アトリエラポルトでは、ただ写真のよう似せるのが目的にならないように課題を設定し、オールドマスターの作品や文献などを参考にその解決手段を探すようにしています。Aさんの次回作では、より複雑な形の石膏像から正確なプロポーションを捉え、陰影を整理しながらボリュームを表す事が課題となるでしょう。
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