サイトサイズ法で、描き進めていきました。
溶剤は、リンシードオイルに、テレピンだけのシンプルなものを使っています。
絵具は、シルバーホワイトとアイボリーブラックに、ローアンバーを加えて、寒暖の調整ができるようにしてあります。
リンシードオイルとテレピンだけの溶剤にも関わらず、水性の地塗りのおかげで、思うような塗り重ねが可能になったようです。
水彩の地塗りの上に置かれた絵具は、余分な油が吸収性されて固くなり(乾燥はしていませんが)、すぐに塗り重ねが可能になります。 また、表面に油が浮いたような状態になりにくく、塗り重ねた絵具が下層に馴染んで、滑らかなモデリングが可能となります。
ただ、生のリンシードオイルだけで描くと、時間が経つにつれツヤが引けてきます。ツヤ引けしにくいように、樹脂を加えるか、途中からスタンドオイルを加えていくとよいでしょう。 また、完全乾燥後(約1年)にニスをかけるかことが望まれます。
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