2012年9月12日水曜日

米寿の個展を目標に

3年後に米寿を迎えるFさんは、米寿の個展を目指して、絵を描かれています。



風景画を得意とするFさんですが、教室では、久しぶりに静物画に取り組まれました。



教会に絵を掛ける予定があるとのことで、モチーフには、ぶどう酒とパンを選ばれました。














以前製図のお仕事をされていただけあって、正確な形へのこだわりが、丹念に絵具を重ねていく制作方法に表われています。


また、技法にも関心が高く、油絵具の特徴である、こってりとした絵具の厚みや透明感がでるように、気を使って描かれています。










F6号



週1回、2時間半の受講で、約4ヶ月かかりましたが、デッサンの段階から入念に描き込まれて、絵具のしっかり着いた、密度の高いマチエールと、発色の鮮やかな作品に仕上がりました。 構図や配色もよく考えられています。

Fさんの制作に取り組む姿をみていると、絵を描くことの意味や素晴らしさを、我々に問い直しているように思います。




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