2012年9月14日金曜日

石膏像「髭の男」をグリザイユで描く 3

T君は、週3日午前・午後、教室に来ています。週ごとの制作経過をご覧下さい。


2週目







3週目





4週目









5週目    完成


石膏像グリザイユ「髭の男」 F15



サイトサイズ法(SIGHT-SIZE)は、古くから西洋でおこなわれていた方法で、ヴァン・ダイクが肖像画を描くのに使っていたとされ、1708年に出版されたロジェ・ド・ピルの本(Roger de piles, Cours de peinture par principes.)に、その具体的な記述があります。そこには、「対象を見て(観察して)描く」という、西洋リアリズム絵画の源流があります。 今回のT君のグリザイユは、けっして細密に描写している訳ではありませんが、観賞距離をおいて見た時のリアリティは、その流れに通じるものを感じます。




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