基礎デッサンから始めてグリザイユへと進み、色を使った油絵は2枚目となります。
テーマは薔薇の花を選ばれました。
最初にキャンバスと同じサイズの枠を透して、構図を考えます。K.nさん位デッサンが描けるようになると、この段階が絵の良し悪しに大きく作用します。時間をかけて納得するまで行うようにアドバイスしました。
結果、奥行きを意識したモチーフの配置となりました。
デッサンを取って、バーントアンバーをベースに大きな明暗をつけた後は、対象の色をパレット上で作って直接置いていきました。
薔薇 (F4号) |
明暗のメリハリと色の対比の明快な絵に仕上がった秀作だと思います。
細部の描写を意図的に省略したことで、色そのものの美しさと対比が際立って見えます。構図も垂直水平を軸にして、奥行きを暗示する斜線がうまく入っています。これにもう少し形のボリューム感がでれば、もっと良くなることでしょう。
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