2018年11月17日土曜日

人物デッサン 参考作品2

前回に引き続きラポルト講師による人体デッサンを紹介します。

縁から陰影をつけていく過程の参考になれば幸いです。




女性ヌードデッサン 540×380
(20分ポーズ×10回)



前回と同じく中間色の紙(キャンソン社製ミタント紙)に白(チョーク、チャコール鉛筆の白)と黒(木炭、チャコール鉛筆の黒)を使用してます。 

陰影を付けているのに輪郭線がはっきり残っていて、違和感を感じる方もいるかも知れませんが、背景を描かない場合は、必然的に線がないと形が表せません。西洋のクラシカルなデッサン(印象派以前)では、当たり前におこなわれてきた方法です。それは、デッサンの本質的な目的が「存在する形」を表すことで、現象的な陰影を写すことではないからです。


制作:藤木俊明






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