使用した紙は、アルシュ社製のオイルパッド(F6サイズ)です。事前にグアッシュ絵具で中間色のグレーに色付けすることで、背景を塗る手間を省きます。
チューリップをガラスの花瓶に入れて、見下ろして描いた作品。
背景を省略する場合は、デッサンをしっかりしておく必要があります。今回は鉛筆を使ってますが、線で形を取った後に、輪郭線からはみ出さないように油絵具でダイレクトに明暗と色をつけていきました。
うまくいけば最も短時間で描けるやり方です。
花だけを描いた作品です。
花以外に空間を表す物がないので、光の当たっている側の背景をわずかに暗くすることによって、奥行きを暗示しました。
花と陶器の組み合わせで描いた作品。
背景やテーブルを含めて、モチーフの置かれた空間全体を再現したスケッチです。
以上3点ともアトリエラポルトの受講生が描いた作品です。
花のように時間とともに変化するモチーフは、作者の目的や技量に応じて描き方を変えています。今回のようなオイル オン ペーパーによるスケッチは、時間をかけて完成された作品とは違う、スケッチの良さやおもしろさがあると思います。
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