Mさん(6/7のMさんとは別の方です)も、若々しい女性の美しさをテーマにしたいとのご希望で、今回は個人的にモデルさんをお願いして、女性像に挑みました。
女性像を描く時は、どうしても顔に関心がいってしまいますが、良い作品にするには、構図とポーズが重要な要素になります。今回は、モデルさんに時間がなかったので、とりあえず様々なポーズを写真に撮って、その中からキャンバスの形に合わせて再構成しました。
デッサンができたら、バーントアンバーとシルバーホワイトで、明暗をつけていきました。
白いシャツに対して、黒い髪の毛と、本の影と、椅子の暗い領域をどのように配置するかが、構図の重要なポイントです。
色をつけていきます。
色の混乱を防ぐために、三原色をベースに現実の色の再現を試みます。使用した絵具は、イエローオーカー、レッドオーカー、コバルトブルーです。これに、必要に応じて、彩度の高い色や褐色系の絵具を加えていきました。
形が曖昧にならないように、輪郭を直線的に捉えるようにしてもらいました。また、光と影の境目も、意図的にはっきりさせています。
P10号 |
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